外国人が当事者になる事件では、例えば、言語や文化の違いから生じる問題、在留資格との関係によって生じうる出入国管理法の問題など、日本人が当事者となる事件とは様々な違いがあります。また、刑事手続の段階に応じて、例えば、捜査段階においては、接見、外国文書等の差入れの問題、本国のご家族との連絡をどうするかなど、公判段階においては、保釈、証拠の翻訳の問題、法廷通訳人との関係構築の仕方などの問題もあります。
今回の若手ゼミでは、和田恵弁護士をお招きし、外国人の刑事弁護をテーマに講義していただきます。外国人の刑事事件についての豊富なご経験をもとに、外国人の刑事弁護を扱うにあたってのノウハウをお話ししていただきます。
新人弁護士はもちろん、刑事弁護の研鑽を積みたいベテラン・中堅の先生方の参加も大歓迎です。