第81回若手ゼミACTIVITY INFORMATION

知的障がい者の刑事弁護

知的障がいを持ちながら十分な福祉的支援を受けられず，その結果，少額の万引きや無銭飲食などの比較的軽微な犯罪を繰り返して刑務所に何度も入る，いわゆる「累犯障がい者」と呼ばれる人々が存在します。その数は，私たちが想像するよりも遙かに多いのが現状です。新規受刑者の約4人に1人に知的障がいの疑いがあるという驚くべき統計もあります。

刑事弁護をしていれば避けて通れないこの問題に対して，私たちはどう取り組めばいいのでしょうか。

今回は，法テラス千葉法律事務所での活動や，いわゆる「長崎モデル」を提唱する社会福祉法人南高愛隣会への出向など，障がい者弁護について豊富な経験をお持ちの浦﨑寛泰弁護士を講師にお招きし，知的障がい者の刑事弁護について講義していただきます。

障がいに対する基礎知識から，実際の事案における対応，「地域生活定着支援センター」などの福祉に関する最新の情報まで，知的障がい者の刑事弁護に取り組むために必要な知識・情報を学ぶことができる貴重な機会です。積極的にご参加下さい。

ゼミ終了後に講師を囲んでの懇親会も予定しています。是非ご参加下さい！